英語教育研究法セミナー お知らせ

第1日目 自由研究発表 英語教育研究法セミナー シンポジウム
第2日目 自由研究発表 ポスターセッション 問題別討論会 課題別研究プロジェクト発表

◇◆◇◆◇ 6月21日(土) ◇◆◇◆◇ 

■英語教育研究法セミナー

●第一日:特別公開ゼミナール

提 案 者:    石井卓巳(筑波大学大学院生)
司会・進行:   亘理陽一(静岡大学)
コメンテーター: 酒井英樹(信州大学)・浦野研(北海学園大学)・水本篤(関西大学)・前田啓朗(広島大学)

趣旨:2005年の山梨大会から始まった研究法セミナーは中部地区を一巡し、今年から二巡目を迎えることになる。企画・運営メンバーはこれまで、標題にある通り研究法・データ分析法・論文を書く際の注意点に関する具体的な提案を積み重ね、本学会の研究の質の向上に務めてきた。過去3大会では特に、「よい研究」の条件と種類,および研究論文の書き方・まとめ方に関する端的な一般的指針を提示している。これを個々の研究のプロセスに適用していく際には実際どのような課題があり、どのようなことを考え研究を計画しなければいけないのだろうか。今年度からは研究の各段階に焦点を当てながら、具体的な研究の「種」を公開ゼミナールとして検討する場を共有することを通じて、この問題を考えたい。

●第二日:

◆セミナー第1会場: 藤田卓郎(福井工業高等専門学校)
「実践『報告』から実践『研究』への最初の一歩」 

本発表では、教室内での実践を対象とした研究を行うための方法を、(1)課題の設定、(2)データの収集方法、(3)データの分析方法、(4)結果の報告方法の観点から提示します。特に(2)データの収集方法や(3)データの分析方法について、具体例を挙げながら紹介します。そして、よりよい実践研究を行うためのポイントを提示します。これから教師を目指す学部生、大学院生の方々や、自分の担当する教室を対象に研究を始めたいと考えている方々を主な対象者と考えていますが、既に実践研究を行っている方々にもご参加いただき、活発な意見交換を行いたいと考えています。

◆セミナー第2会場: 草薙邦広(名古屋大学大学院,日本学術振興会特別研究員)
 「実験計画と量的データの収集・分析」

本セミナーでは,学部生,大学院生および量的研究法について学びなおしたい研究者を対象に,実験(調査)のデザイン,分析,そして結果の報告の仕方についてお話します。まずは,研究課題とデータ収集の関連性についてお話し,その後,研究課題に関わる推論と分析手法自体の関連性について概略を述べます。最後に,データの解釈と結果の提示方法,特に実際の論文や研究発表の際に注意すべき,いくつかの点について再確認を行います。講師の草薙自身,若輩者ですから,様々な方にお越し頂き,活発な質疑の中で量的研究法についての理解を深めあえる場になればと思っています。


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