令和7年度プロジェクト

令和7年度より、以下のプロジェクトが活動をスタートします。メンバー募集等の案内はこのページの下をご覧ください。

小・中・高・大を繋ぐ発音の包括的なICT教材及び評価について

<趣旨>

本研究の目的は、小・中・高・大に繋がる発達年齢、発音の困難度、インテリジビリティの観点を取り入れた段階的なICTの英語発音教材の開発及びその教育効果の検証と評価方法の開発である。

2020年度の新学習指導要領により、小・中・高校において、英語教育の目的が英語コミュニケーションの素地・基礎・発展につながる流れになっている。しかし、コミュニケーションの重要な要となる発音の指導に関しての記述が少なく、検定教科書においても、扱いの違いはあるが、発音教育に関しては非常に限定的である。

発音の向上には、明示的な説明、継続的な学習、口の動きなどの視覚的な要素が重要であるといわれているため、それを取り入れたICT教材を開発し、その効果を検証する。

また、学習評価に関しては、テストなどの客観的な指標も用いるが、学習者中心主義の観点から、レフレクションシート、Can Do チェックリスト、ピアリビューなどの評価指標を作成し、その効果も検証する。

<計画:3年計画>

1年目(2025年4月〜2026年3月)

  • 小・中・高・大学の発音教育の実態調査を行う。中部地区および全国的に授業内の発音教育の実施における課題、および要望をまとめる。
  • 小・中・高・大学の代表的な教科書の発音教育の内容を調査しまとめる。

2年目(2026年4月〜2027年3月)

  • 1年目の調査を受け、小・中・高・大学での段階的な発音教育の項目を作成する。
  • 上記の項目に合わせての発音教材を開発(英語母語話者の映像撮影、音声教材の作成、ICT教材作成)、その効果を検証する。

3年目(2027年4月〜2028年3月)

  • 2年目で作成した教材を活用することによる学習評価基準及び評価表を作成(テスト、リフレクションシート、Can Do チェックリスト、ピアリビュー)し、その効果を検証する。

<現メンバー>

  • 西尾由里(名城大学)
  • 巽 徹(岐阜大学)
  • 上斗晶代(県立広島大学)
  • ジェームス・ロジャーズ(名城大学)

<メンバー募集について>

上記の研究プロジェクトに興味がある方を対象に、以下の要件で本研究プロジェクトのメンバーを募集します。

  • 中部地区英語教育学会の会員の方(まだの方は学会入会手続きをしていただく必要があります)。
  • 小・中・高校教員の方や、英語発音に関する言語教育に興味のある方。
  • 年に数回行うミーティング(オンライン・対面)に参加できる方。
  • メンバーを3名~6名公募します。締め切り日を6月30日(火)とし、応募につきましては先着順とします。枠が埋まり次第、募集を締め切らせていただきます。

<プロジェクト代表者連絡先>

西尾由里(名城大学)
メールアドレス:ynishio [ @ ] meijo-u.ac.jp *[ ]を取り除いて使用ください。