The English version follows the Japanese one.
平成25年度より、以下のプロジェクトが活動中です。メンバー募集等の案内はこのページの下をご覧ください。
プロジェクト紹介およびメンバー募集案内
日本のEFL学習環境に適した英語指導・学習
<趣旨・目標>
近年、第2言語習得(SLA)研究による知見に基づいての、より効果的な教授法についての注目が集まっており、またこの分野への期待も大きい。しかしながら、実際の教室においては、SLA研究の成果から明らかになっていることとかけ離れた実践が行われている場合も多々見られる。今まで自分が受けてきた授業、日本の英語教育における伝統的な慣習をそのまま受け継いでいる状況はないだろうか。また一方で、日本における英語は、実際に日常生活では特殊な状況を除いてはあまり接することのない外国語であること、学校においてもその授業数が非常に限られていること、また、多くの生徒にとって英語は日常生活で使用する言語ではなく、受験のための最も重要な教科の一つであるという現実を考慮すると、主に海外での第2言語習得研究がベースとなる知見をそのまま教室に持ち込むことが最善だとは言えないかもしれない。さらには、SLA理論と日本での英語学習状況の大きなギャップを指摘する声もある。本プロジェクトにおいては、以上述べた問題・課題等を明らかにしていくことを目指し、日本での外国語としての英語学習環境における効果的な英語指導法・学習法を模索していく。
<計画: 3年計画>
1年目:2013年6月〜2014年6月
- 研究チームの確定とメンバーの研究内容の共有。
- 2年間の研究計画の作成と研究実施。
- 1年目の研究成果を2014年6月の中部地区英語教育学会にて発表するための研究と準備。
2年目:2014年6月〜2015年6月
- 1年目の研究を踏まえ、メンバーで話し合いながら進めていく。
- 2年目の研究計画と研究実施。
- 2年目の研究成果を2015年6月の中部地区英語教育学会にて発表するための研究と準備。
3年目:2015年6月〜2016年6月
- 2年目の研究を踏まえ、メンバーで話し合いながら進めていく。
- 3年目の研究計画と研究実施。
- 3年目の研究成果を2016年6月の中部地区英語教育学会にて発表するための研究と準備。
<現メンバー(50音順)>
笠原究(北海道教育大学)、古賀功(名城大学)、今野勝幸(静岡理工科大学)、佐藤臨太郎(奈良教育大学)、James Hall(岩手大学)、山口篤美(神田外語大学)
<メンバー募集について>
上記の研究プロジェクトに興味がある方を対象に、以下の要件で本研究プロジェクトのメンバーを募集します。
- 中部地区英語教育学会の会員の方(まだの方は学会入会手続きをしていただく必要があります)。
- プロジェクトの議論を踏まえて自らの授業を実践していける方。
- プロジェクトを進める中で、年に数回行うミーティング(場所は未定)に参加できる方。また、メールによる議論を積極的に行える方。
- 発表については基本的に英語で行い、状況によっては日本語で行うという方針に同意していただける方。
- 応募にあたり、その動機と現在の研究・実践内容ついての簡単なご説明を添えて、研究代表者にメールでご連絡ください。
<プロジェクト代表連絡先>
佐藤臨太郎(奈良教育大学)
メール rintaro [@] nara-edu.ac.jp (お手数ですが [ ] をとり除いてご連絡ください)
Considering and developing effective English teaching methods in the Japanese EFL context
Introduction
For many years, language teachers and researchers have paid much attention to on recent findings in second language acquisition (SLA) studies in order to develop the effective teaching methods. In the classroom, however, many teachers do not yet apply such teaching methods; a number of the teachers today still adhere to traditional English teaching methods and customs that they have been exposed to since middle school or high school.
Considering this situation, there is an immediate need to develop new language teaching methods based on the empirical findings in SLA studies. However, we need to admit that the English learning environment in Japan is unique in terms of the following three problems: First, most of the students received little exposure to English in their daily lives. Second, the number of the English class is usually limited to two or three classes per week. Lastly, many students learn English not to communicate with others, but to pass high school or college entrance examinations. Considering these unique features of Japanese EFL context, the empirical results observed in other EFL/ESL contexts may not be applicable to the Japanese EFL context. Therefore, we will investigate the problems and obstacles mentioned above and use the results to propose the most effective English teaching methods for Japanese EFL students.
Current Members
Rintaro SATO (Nara University of Education), Tsutomu KOGA (Meijo University), Katsuyuki KONNO (Shizuoka Institute of Science and Technology)
Qualification
- Members must be registered as a member of CELES.
- Ideally, members need to practice English lessons based on discussions.
- Members should attend our meetings, or have discussions via email.
- Members give presentations mainly in English. (Depending on the situations, we may use Japanese)
Contact
Professor Rintaro Sato with your reasons for applying, research interests and details of your English teaching practices. (rintaro [@] nara-edu.ac.jp)