紀要第49号学会短信

中部地区英語教育学会 紀要49号 学会短信

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第49回中部地区英語教育学会石川大会及び令和元年度第1回運営委員会

第49回中部地区英語教育学会石川大会は、6月22日(土)・23日(日)に北陸大学太陽が丘キャンパスにて盛大に開催された。令和元年度第1回運営委員会は、6月21日(金)・22日(土)、北陸大学太陽が丘キャンパスにて開催され、紺渡弘幸会長の挨拶の後、以下の事項について報告と審議が行われた。

【報告事項】

①大場浩正前紀要編集委員長より紀要48号の投稿論文の採択結果について報告があった。②島田勝正紀要編集委員長より紀要49号の査読委員および編集委員の依頼と確認がなされた。新査読委員について、各地区で選出し編集委員長に8月15日までに連絡することが確認された。③田中武夫運営委員長より2019年6月で運営委員を退任される大和隆介氏(京都産業大学)の顕彰を行う旨の報告がなされた。④運営委員長より2019年度全国英語教育学会第1回理事会について、以下の報告があった。2019年度全国英語教育学会(中部会員)は282名であること、2019年度第45回全国英語教育学会弘前研究大会は、2019年8月17日(土)・18日(日)に弘前大学文京町キャンパスで開催されること(大会実行委員長:野呂徳治氏(弘前大学))、2020年度第46回全国英語教育学会長野研究大会は、2020年8月8日(土)・9日(日)に信州大学教育学部で開催されること(大会副実行委員長:酒井英樹氏(信州大学))、『ARELE第30号』が発行され、投稿論文総数56篇のうち21篇が掲載されたことなど。⑤酒井英樹副会長より、全国英語教育学会第46回長野研究大会案について報告がなされた。⑥課題研究プロジェクトの進捗状況について、亘理陽一代表より「英語教育における『エビデンス』:評価と活用」3年目発表、佐藤臨太郎代表より「日本のEFL環境における生徒の英語でのコミュニケーション意欲を高める指導の工夫」2年目発表、犬塚章夫代表より「CLILとアクティブラーニングによる外国語教育の可能性」2年目発表、今井隆夫代表より「言語・認知・学習理論を基盤とした英語指導の新しい展開」2年目発表の進捗状況と会計報告がなされた。⑦各地区活動について各地区の運営委員より報告がなされた。⑧伊達正起委員および岡崎浩幸委員より、英語教育研究法セミナーと英語教育実践セミナーの石川大会の発表者についての説明がなされた。⑨ARELE第29号編集委員および査読委員の選出について確認された。⑩J-Stageの現状報告について浦野研委員より報告がなされた。⑪田中武夫氏による転載許可について報告され承認された。⑫運営委員長より、課題別研究プロジェクトの新規プロジェクトの公募の予定について説明がなされた。

【審議事項】

①運営委員長より平成30年度事業報告があり承認された。令和元年度事業計画案について、以下の日程が承認された。1) 第2回運営委員会:2019年10月13日(日)午後、2) 紀要編集委員会:2019年10月13日(日)午前、3) 紀要刊行:2020年2月末日。②吉田三郎会計委員より平成30年度決算報告が行われた。会計監査が欠席のため、運営委員長が監査報告の代読を行い承認された。③吉田三郎会計委員より令和元年度予算案が提案され審議を行い承認された。④犬塚章夫大会実行委員長より、第50回中部地区英語教育学会愛知大会の実施要項案が提案された。2020年6月27日(土)・28日(日)に名城大学(ナゴヤドーム前キャンパス)で行うことと2日間の大会日程について提案がなされ承認された。問題別討論会のテーマについて審議され、その結果、問題点を実行委員会で再検討の上、第2回運営委員会であらためて審議することとなった。また、中部地区英語教育学会の今後の大会開催のローテーションについて、福井(2021年)、岐阜(2022年)、富山(2023年)の順で開催されることが確認された。⑤古家貴雄副会長より、中部地区英語教育学会50周年記念大会特別企画として50周年記念誌の内容、形式、スケジュールについて提案があった。記念誌WGを中心に編集作業を進めることが承認された。⑥会長より中部地区英語教育学会50周年記念シンポジウムについての提案があった。テーマについて、マクロの視点からの英語教育、日本における英語教育の変遷、実践研究からの課題、最新の教授法研究等の視点の4つの案が提案され意見交換を行った。原案の方向で行うこととし、執行部で詳細を検討・提案することとした。⑦森一生委員により学会パンフレットの更新について提案があり審議を行った。委員から出された意見をもとに情報の追加修正を行い、運営委員の先生方に再提示し、承認いただくこととした。⑧浦野研委員より、学会ホームページのサーバー保守管理業者の変更についての提案があり、審議の結果、業者の変更が承認され、併せて、地区大会サイトの設定が可能か確認してもらうことになった。また、学会ホームページの管理・運営担当の名称設定について検討することとした。

令和元年度中部地区英語教育学会第2回運営委員会及び紀要編集委員会

第2回運営委員会及び第49号紀要編集委員会が、10月13日(日)名古屋学院大学白鳥学舎にて開催された。運営委員会では、紺渡弘幸会長から中部地区英語教育学会石川大会の協力へのお礼があり、続けて、来年開催予定の中部英語教育学会設立50周年愛知記念研究大会および全国英語教育学会長野研究大会への協力のお願いがあり、その後、以下の事項について報告と審議が行われた。

【報告事項】

①会長より、令和元年度第1回運営委員会議事録の確認があった。②階戸陽太石川大会事務局長より大会報告なされた。大会参加者は、発表数が87件、参加者数が263名であった。アンケート結果(15名の回答)の報告があり、大会に対し概ね満足との回答であった。託児所の予約が4件あり、最終的に2件の利用があったことが報告された。③会長より、令和元年8月16日(金)に弘前大学で開催された第2回全国英語教育学会理事会について、資料に基づき以下の点について報告があった。英語教育セミナーについて、新たな方法でセミナーが実施されること(年に3回を上限に各セミナーに10万円の補助が支給される。毎年1月末日までに申請書を各地区学会事務局(運営委員長まで)に提出し、審査の結果、当該年度中に実施する)、第47回北海道研究大会について北海道科学大学(札幌市)にて2021年8月7日(土)、8日(日)に開催すること、など。④島田勝正紀要編集委員長より、紀要第49号の査読者の交代があり、25名の体制で行われた(うち運営委員3名と査読者6名の計9名が新たに加わった)との報告がなされた。⑤課題別研究プロジェクトの代表である亘理陽一委員に代わって会長より、最終会計報告がなされた。⑥会長より、全国英語教育学会長野研究大会について、2020年8月8日(土)・9日(日)に信州大学にて開催する予定であることと大会スケジュール等の報告があった。酒井英樹副会長より、中部地区英語教育学会が担当するワークショップについて、中部地区英語教育学会の先生方に講師を11月頃に依頼したいということ、大会の準備段階ではホームページの作成管理、プログラムや予稿集の確認などで協力を個別にお願いしたいとの依頼があった。会長より、長野研究大会の補助として30万円を本学会の来年度予算案に計上する予定であるとの説明があった。⑦会長より、新たに課題別研究プロジェクトの企画を募集すること(2020年5月1日から2020年8月31日までを申請期間とする)、また、新規企画の募集を会員に周知する方法等について報告があった。⑧会長より、学会パンフレットの更新についての再提案があり、委員から出された意見をもとに微調整を行い作成することとなった。⑨関西大学の図書館より、新谷奈津子氏の紀要論文を公開したいとの申請があり、公開を許可したとの報告が会長よりなされた。

【審議事項】

①紀要編集委員長より、紀要49号編集委員会審査結果について以下の通りの提案があった。投稿総数は56編、内訳は、理論研究4編、実証研究25編、実践報告20編、調査報告7件であった。審査結果は、A判定0編、B判定43編、C判定2編、残りの11編は第三者査読を行うとの報告があった。審議の結果、提案通り承認された。②紀要編集委員長より、紀要諸規定における文言等および審査の観点の改定について提案があり、承認された。③犬塚章夫大会実行委員長より、中部地区英語教育学会設立50周年記念愛知大会についての提案があり審議された。審議の要点は以下の通りであった。問題別討論会について、第1会場の「『国際共通語としての英語』から考える英語科教育」と第2会場の「『英語を話せるようになりたい』に学校教育は応えられるか?」のタイトル提案があり、審議の結果、承認された。④古家貴雄副会長に代わって会長より、中部地区英語教育学会50周年記念大会記念誌についての進捗状況の報告があり、今後の編集の進め方、執筆フォーマット、原稿チェックなどについて審議され承認された。⑤会長より、50周年記念シンポジウムについて、「英語教育の半世紀を振り返りこれからの英語教育を考える」のテーマ、発表者候補、司会者、進行方法の提案があり承認された。