紀要第48号学会短信

中部地区英語教育学会 紀要48号 学会短信

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第48回中部地区英語教育学会静岡大会及び平成30年度第1回運営委員会

第48回中部地区英語教育学会静岡大会は、6月23日(土)・24日(日)に静岡大学にて盛大に開催された。平成30年度第1回運営委員会は、6月22日(金)・23日(土)、静岡 大学共通教育A棟5階大会議室にて開催され、紺渡弘幸会長の挨拶の後、以下の事項につ いて報告と審議が行われた。

[報告事項】

①大場浩正紀要編集委員長より紀要47号の投稿論文の採択結果について報告があった。②紀要編集委員長より紀要48号の査読委員および編集委員の依頼と確認がなされた。③田中武夫運営委員長より2018年6月で運営委員を退任する東正一氏(石川県立金沢桜丘高等学校)および奥村信彦氏(長野工業高等専門学校)の顕彰を行う旨の報告がなされた。④運営委員長より2018年度全国英語教育学会第1回理事会について以下の報告があった。2018年度全国英語教育学会の中部地区会員は282名であったこと、2018年度第44回全国英語教育学会京都研究大会は、2018年8月25日(土)・26日(日)に龍谷大学大宮キャンパスで開催される予定(実行委員長は横川博一氏(神戸大学))であること、2019年度第45回全国英語教育学会弘前研究大会は、2019年8月17日(土)・18日(日)に弘前大学文京町キャンパスで開催予定(実行委員長は、野呂徳治氏(弘前大学)であること、ARELE第29号が発行され、投稿論文総数57篇のうち20篇が掲載されたことなど。⑤課題研究プロジェクトの進捗状況について、亘理陽一代表より「英語教育における『エビデンス』:評価と活用」2年目発表、佐藤臨太郎代表より「日本のEFL環境における生徒の英語でのコミュニケーション意欲を高める指導の工夫」1年目発表、犬塚章夫代表により「CLILとアクティブラーニングによる外国語教育の可能性」1年目発表、松村昌紀代表により「言語・認知・学習理論を基盤とした英語指導の新しい展開」1年目発表の進捗状況と会計報告がなされた。⑥支部活動について各支部の運営委員より報告がなされた。⑦運営委員長より課題別研究プロジェクトの申合せ事項(最終版)の報告がなされた。⑧運営委員長より英語教育研究法セミナーおよび英語教育実践セミナーの申合せ事項(最終版)の報告がなされた。⑨運営委員長によりARELE第29号編集委員および査読委員の選出について確認された。⑩J-Stageの現状報告について長谷川佑介編集事務局長より報告がなされた。⑪全国英語教育学会長野大会の開催場所および開催日について検討中であることが運営委員長より説明がなされた。⑫課題別研究プロジェクトの成果について柏木賀津子委員および運営委員長より説明があった。

[審議事項]

①運営委員長より平成29年度事業報告があり承認された。平成30年度事業計画案について、以下の日程が承認された。1)第2回運営委員会:2018年10月14日(日)午後、2)紀要編集委員会:2018年10月14日(日)午前、3)紀要刊行:2019年2月末日(予定)。②吉田三郎会計委員より平成29年度決算報告が行われた。会計監査が欠席のため、運営委員長が監査報告の代読を行い承認された。③吉田三郎会計委員より平成30年度予算案が提案され、承認された。④会則第7条に従い運営委員について審議し、以下の案を総会で諮ることに決定した。石川地区の東正一氏(石川県立金沢桜丘高等学校)から山岸律子氏(白山市立鳥越中学校)への交代、長野地区の奥村信彦氏(長野工業高等専門学校)から駒井健吾氏(長野県須坂高等学校)への交代。⑤会則第9条に則り、役員改選が行われた。申し合わせ事項で定められた各地区の代表1名からなる選考委員会(運営委員長が司会を務めた)を設け、次期会長候補者として現会長紺渡弘幸氏が推挙され、続く運営委員会において同氏が会長として選出された。その他の役員に関しては、副会長(運営担当)に酒井英樹氏(信州大学)、運営委員長に田中武夫氏(山梨大学)、会計委員に吉田三郎氏(福井工業高等専門学校)が会長より推挙され、承認された。次期副会長(研究担当)については、第2回運営委員会にて選出することとなった。⑥会則9条に従い紀要編集委員長について審議し、紀要編集委員長より推挙された島田勝正氏(桃山学院大学)が次期紀要編集委員長として承認された。次期紀要編集事務局長に佐久正秀氏(大阪信愛学院短期大学)が承認された。さらに、会則第7条に従い編集委員の交代について審議し、内田恵氏(静岡大学)、大和隆介氏(京都産業大学)、柳善和氏(名古屋学院大学)、岡崎浩幸氏(富山大学)が新紀要編集委員として承認された。⑦滝沢雄一大会実行委員長より、第49回中部地区英語教育学会石川大会の実施要項案が提案された。2019年6月22日(土)23日(日)に北陸大学(太陽が丘キャンパス)で行うことと2日間の大会日程について提案がなされ承認された。シンポジウムや問題別討論会については、審議の結果、実行委員会で再検討の上、第2回運営委員会であらためて審議することとなった。⑧英語教育研究法セミナーおよび英語教育実践セミナーのコーディネーターについて、それぞれ伊達正起氏(福井大学)と岡崎浩幸氏(富山大学)が会長より推挙され承認された。⑨運営委員長より50周年記念大会特別企画についての説明がなされ、50周年記念誌の発刊、記念講演、記念シンポジウムの3つの企画を進めることについて審議し、承認された。なお、50周年記念誌についてワーキンググループを決定し、内容等の検討が進められることとなった。⑩運営委員長より学会パンフレットの更新について説明された。今年度学会パンフレットを更新するかどうかについて審議し承認された。学会パンフレットの内容の変更等の作業は、森一生氏(福井県立武生東高等学校)が担当することが承認された。⑪佐藤臨太郎氏が代表を務める課題別研究プロジェクトの延長願いについて審議を行い、1年延長を認めることが承認された。⑫全国英語教育学会弘前研究大会での地区学会分担で行われる授業研究フォーラムのコーディネーターについて会長より田中武夫氏(山梨大学)が提案され承認された。

平成30年度中部地区英語教育学会第2回運営委員会及び紀要編集委員会

第2回運営委員会及び紀要48号編集委員会が、10月14日(日)名古屋学院大学白鳥学舎にて開催された。運営委員会では、紺渡弘幸会長より挨拶があり、第48回中部地区英語教育学会静岡大会への謝辞があった。その後、以下の事項について報告と審議が行われた。

[報告事項]

①田中武夫運営委員長より平成30年度第1回運営委員会議事録の確認があった。②永倉由里静岡大会実行委員長より大会報告がなされた。大会参加者は大会1日目が約250名、2日目が約160名であった。アンケート結果(20名の回答)の報告があり、大会に対し概ね満足との回答であった。託児所開設では2名の利用があったことが報告された。③運営委員長より、平成30年第2回全国英語教育学会理事会について、以下の報告があった。次期会長選挙管理委員会の設置および次期会長決定までの手順について提案がなされ、次期会長の選挙が行われること、第45回全国英語教育学会弘前研究大会の開催について、弘前大学文京キャンパスにて2019年8月17日(土)・18日(日)に開催予定であり、中部地区学会は授業研究フォーラムを担当すること、研究大会での発表資格・ARELEへの投稿資格について以下の修正案の提案があり了承されたこと(共同研究者の発表資格について、共同研究者が会員でない場合、発表申込み締切日(大会実行委員会が定める)までに、地区学会を通して当該(発表)年度の会費を納入し、当該年度の会員資格を取得しておくことを発表の条件とする。共著者の投稿資格について、共著の場合の第二著者以降で会員でない場合、当該(投稿)年度の9月末日までに地区学会を通して当該年度の会費を納入し、当該年度の会員資格を取得しておくことを投稿条件とする)など。④大場浩正紀要編集委員長より、査読者の交代があり、24名の査読委員により紀要48号の査読を行ったとの報告があった。⑤酒井英樹副会長より、全国英語教育学会第46回松本研究大会について、2020年8月8日(土)・9日(日)に松本大学にて開催する予定との報告があった。⑥吉田三郎会計委員より、平成29年度運用口座収支の雑収入における記載の誤りについて報告があり、誤りを修正した後、決算報告書と予算書について再監査を受け、修正版を紀要48号に掲載することとした。

[審議事項]

①会長より、次期副会長(研究担当)に古家貴雄氏(山梨大学)が推挙され、承認された。②紀要編集委員長より、紀要48号編集委員会審査結果について以下の通りの提案があった。投稿総数は53編(昨年度より5編減)、内訳は、理論研究5編、実証研究22編、実践報告20編、調査報告6件であった。審査結果は、A判定0編、B判定33編、C判定7編、残りの13編は第三者査読を行うとの報告があった。審議の結果、提案通り承認された。③滝沢雄一大会実行委員長より、第49回中部地区英語教育学会石川大会の大会要項についての提案があり審議された。シンポジウムについて、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」の提案があり、意見交換を行った。問題別討論会について、「教師による実践研究-教師の成長と授業改善を目指して-」が提案され、意見交換を行った。出された意見を踏まえ、石川地区で再度検討し、シンポジウムおよび問題別討論会のタイトルと発表者の決定を実行委員会に委ねることが承認された。④古家貴雄委員より、50周年記念大会記念誌についての提案があり、審議された。50周年記念大会記念誌ワーキンググループが記念誌の編集と完成までの作業を担うこと、DVDあゆみの更新は行わないこと、記念誌の内容や編集作業スケジュールなどが提案され、引き続きワーキンググループを中心に記念誌の作成案を進めていくことが承認された。⑤森一生委員より、学会パンフレットの更新について提案があり、意見交換を行った。掲載情報およびレイアウト等についての意見をもとに修正し作成することが承認された。⑥運営委員長より、課題別研究プロジェクト「言語・認知・学習理論を基盤とした英語指導の新しい展開」の代表交代について提案があり、松村昌紀氏から今井隆夫氏に交代することが承認された。⑦運営委員長より、50周年記念大会記念講演の講師候補者について提案があり、意見交換を行った。引き続き事務局にて検討し、改めて運営委員に諮る方向で進めることが承認された。また、50周年記念大会のシンポジウムテーマについても意見交換を行い、シンポジウムの目的などを明確にするなど、引き続き検討を行い、来年の第1回運営委員会にて決定することが承認された。