平成23年度プロジェクト

平成23年度より、以下のプロジェクトが活動中です。メンバー募集等の案内はこのページの下をご覧ください。

プロジェクト紹介およびメンバー募集案内

英語教育研究法の過去・現在・未来

<趣旨・目標>

本学会は、設立から40年の間、英語教育学に関する諸問題の究明を目指してきた。この目的の達成のためには、適切な研究法の追究が重要である。研究法に関しては、2005年の山梨大会から「研究法セミナー」が実施されている。多くの方が参加しており、研究法への関心の高さを示している。また、英語教育学(応用言語学、外国語・第二言語教育など関連諸科学)において、メタ分析研究、ケース・スタディ、会話分析、民族誌的アプローチ、探究的実践、継時的研究、実践研究など、さまざま研究法に注目が集められている。そこで、本研究プロジェクトの目的は、本学会の研究がどのような研究法によって行われてきたのかを明らかにし、広く英語教育学で用いられている研究法の点から議論することによって、より良い研究のあり方や、今まであまり採られてこなかったが今後参考にしたい研究法を提案することとする。

<計画: 3年計画>

<1年目>

  • 過去数年の中部紀要に収録された論文を研究法の点から分析する。
  • 研究法に関する参考文献を整理する。
  • 広く英語教育学で用いられている研究法を整理する。
  • 1年目の研究成果を学会(中部地区英語教育学会)にて発表する(平成24年6月)。

<2年目>

  • 過去数年の中部紀要に収録された論文で使われた研究法について、手法別に適切性を分析する。
  • 1年目で整理した各種研究法を用いた研究を整理する。
  • 2年目の研究成果を学会(中部地区英語教育学会)にて発表する(平成25年6月)。

<3年目>

  • 研究法種別の改善方法を提案する。 研究法に関する文献のBibliographiesを作成する。 3年目の研究成果を学会(中部地区英語教育学会)にて発表する(平成26年6月)。

<現メンバー(50音順)>

浦野 研(北海学園大学)、酒井英樹(信州大学)、髙木亜希子(青山学院大学)、田中武夫(山梨大学)、本田勝久(千葉大学)

<メンバー募集について>

上記の研究プロジェクトに興味がある方を対象に、以下の要件で本研究プロジェクトのメンバーを募集します。

  1. 中部地区英語教育学会の会員の方(まだの方は学会入会手続きをしていただく必要があります)
  2. 本研究プロジェクトに興味のある方とは次の方を含みます。
    1. 研究法を改めて学びたい方。
    2. プロジェクトの議論を踏まえて英語教育研究を進めたい方。
    3. 研究法の様々な考え方を研究したい方。
    4. 有用な研究法を本学会に紹介したい方。
  3. プロジェクトを進める中で、年に数回行うミーティング(東京か名古屋のいずれか)に参加できる方。また、メールによる議論を積極的に行える方。

<プロジェクト代表連絡先>

浦野 研(北海学園大学)
メール urano[@]ba.hokkai-s-u.ac.jp (お手数ですが[ ]をとり除いてご連絡ください)